お知らせ

皆さん、こんにちは。

太陽が最も高く昇り、1年で最も昼が長い日が「夏至(げし)」です。

しかし、また暑い日が続きますね。黒潮大蛇行が収まったと春には言われていましたが、あまり変化はなかった模様です。

気温の上昇と共に、海の中でも同じように水温が上昇しています。

魚種によっては、水温の上昇に伴い、北上しているものもあるようで、秋から冬にかけての甲殻類の伊勢海老。随分、北上している様です。

北海道では、今の時期とは違いますが、サケの漁獲が大幅に減り、ブリの漁獲が増えています。20年前の魚の産地と今とでは、若干のズレが発生しています。

魚を中心とした「郷土料理」も随分と変わってしまったのではないでしょうか?

海水温の上昇に伴う回遊ルートが変わってしまった魚介類も多いですね。秋刀魚やスルメイカは激減しています。

逆に、暖かい海を好む鰤(ぶり)や鰆(さわら)は分布を拡大している様です。

また、海水温上昇で収穫が大きく減る「海苔」。水温だけでなく、食害にも悩まされています。クロダイやアイゴの餌になっているようです。

ご興味のある方は、毎年、水産庁から6月に「水産白書」が発行されます。水産庁のホームページから見れますので、是非、読んでみてください。

今回は、「鶏魚(いさき)」をご紹介します。

非常に美味しい魚で、鮮度が良ければ「刺身」。他には「塩焼き」がお奨めです。

血合いは赤く美しく、身に均質に脂が混在します。脂が甘く、程よい柔らかさで、舌に絡みつくように旨味を放出します。

イサキの骨は硬く、喉に刺さると取りにくく、厄介なので、塩焼きを食べる際には、骨をしっかりと取り除きながら、食べてください。

 

メニュー