皆さん、こんにちは。
この所、雨が降る日が多く、梅雨らしい嫌な天候が続きますね。
健康にはくれぐれも注意をしましょう。
さて、本日より半夏生(はんげしょう)となります。
季節の変わり目、日本に昔から伝わる雑節の一つです。夏至から数えて11日目頃から5日間の時期を指します。
古くから、夏至(げし)から半夏生の時期までに、田植えを終わらせることが良いとされていました。
そして、この日の天候により稲作の吉凶を占ったり、田の神を祭ったりする地域もあった様です。
さらに、蛸(タコ)の吸盤の様に大地にしっかりと根付き、「たくさん実るように」との願いを込めました。
タコには、アミノ酸の一種であるタウリンを豊富に含み、疲労回復に効果が見込め、田植えで疲れた体には、ピッタリだったみたいです。
今では、「ファイト、一発。〇ポ〇タンD」等のタウリン・・・mgと書かれた滋養強壮剤がありますが、昔の人の知恵というか、風習には、身近な食材に絡む話は多いですね。
「旬の時期の野菜は体に良い。」(ビタミン含有量が多い為)と言われる謂れもその一つです。
今では、ほとんどの真蛸(まだこ)は海外からの輸入に頼っており、世界の蛸の6割は、日本人が消費していると言われています。しかし、ここでも異変が起きています。
世界的な日本食ブーム、急激な円安によって、輸入価格が高騰しているんです。日本の商社が買い負けている状況もある様です。(タコ焼き屋さんも大変だろうと思います。)
そんな中でも、昔から伝わる雑節の行事「半夏生」です。
小売店頭には、パックに入った蛸の足が並んでいるはずです。
是非、ご購入いただき、お家でカットして、今夜の夕食にお刺身は如何でしょうか?