皆さん、こんにちは。
ノロノロと移動していた台風10号は、今週始めに熱帯高気圧に変わり、ようやく、少しずつ秋らしい涼しい毎日になってきました。
秋の到来を告げる「秋刀魚(さんま)」「秋鮭(あきさけ・しろさけ)」が、やや価格は高いながらも、続々と入荷しています。
秋に旬を迎える魚と言えば、秋刀魚、甘鯛、鰈、真鰯、胡麻鯖、勘八、垢穢(九絵)、太刀魚、鰹、秋鮭等々、多くの魚がいます。
秋に入ると、多くの魚は、越冬や産卵に備えて栄養を蓄えようと、沢山の餌を食べる様になります。
いわゆる”秋の荒食い”と呼ばれる行為です。魚の大小を問わず、比較的水深の浅い海で、さかんに捕食活動を行います。
そして、しっかりと栄養を摂って、脂肪を付けた魚は、自然と肉質が良くなり、美味しくなります。
今回は「秋鮭」のご紹介をいたします。
鮭にも色々とありまして・・・。
我が国の代表的な「鮭」。「秋鮭」と呼ばれたり、他と区別する為、「白鮭」と呼ばれたりします。
小売店でよく見かける「銀鮭」や「紅鮭」とは、種類が違います。
大きく分けて、サケ属は7種類あります。①サケ(秋鮭・白鮭)、②カラフトマス、③サクラマス、④ベニサケ、⑤ギンザケ、⑥マスノスケ(キング・サーモン)、⑦ニジマスがいます。
更に、近縁の種類では、刺身用に輸入されるサルモ属の2種類があります。
①ブラウン・トラウト、②アトランティック・サーモンです。(小売店では、パックに入った柵で販売されている刺身用のあのサーモンです。回転寿司のネタでも使われますね。)
さて、「秋鮭」の料理のご紹介です。加熱して食べる料理が基本です。(北海道では、凍らせて食べるルイベ料理がありますが、余り一般的ではありません。)
ムニエル、フライ、ホイル焼き、チャンチャン焼きでいただくと、パサつきにくく、しっとりと美味しくいただけます。
美味しい旬の魚料理をお楽しみください。