皆さん、こんにちは。
毎日、とにかく暑いですね。「異常気象」と言っていた猛暑が、「正常気象」となってしまいました。
昨年のこの時期にも書きましたが、「毎年、同じ事が起こる。」と考えた方が良さそうです。
夏の長期化により、今年は9月までこの暑さが続く様ですね。
(30年位前は、お盆を過ぎると涼しくなり始めました。今は遠い過去のお話となりました。)
さて、日本の首都東京の日平均気温(7~9月)は、100年間で5℃上昇しています。
来年は?・・・恐らく、もっと暑くなるでしょう。その前提で、生活する必要がありそうですね。
この暑さで各家庭の暑さ対策予算は、1世帯当たり約3万円となっています。
国内には約54,400千世帯ありますので、支出は約1兆6,300億円と計算できます。企業にとっては、新たな需要ですが、家計にとっては痛い出費ですね。
ここで、家計の消費支出額を見てみると、増加した項目、減少した項目、横ばいの項目、色々とありそうです。
<増加> 食料、光熱・水道、家具・家事用品
<減少> 被服及び履物、交通・通信
<横這い> 教育・娯楽
☆外出しないので、服を着ない・買わない、交通費が減る。
☆家にいるので、食料・光熱費・家具にお金を使う・・・こんな具合です。
当社は、大きく括りますと、食品関連の卸売業・小売業となります。
その為、主な食品の括りから消費支出を見てみましょう。(このデータは昨年8月のデータをその5年前と比較したものとなります。)
ざくっと、%単位で伸び率を示しています。
全体の家計消費支出は伸びていませんが、食料分野では、次に示すように大きな変化が現れています。
食料 12.5%
穀物 28.1%
肉類 12.2%
魚介類 0.0%
野菜・海藻 8.5%
菓子類 14.6%
飲料 13.0%
酒類 4.2%
外食 9.3%
何となく、納得できる数字が並んでいるのではないでしょうか?
食料全体の上昇分は、ほとんどが値上げ分であり、実質ベースではむしろ、消費が減っている様な状況も含まれています。
そして、この5年間で食品の物価は約2割上がっていることは考慮に入れておく必要があります。
消費支出の伸び率ベスト3は、穀物、菓子、飲料です。
①穀物が伸びていますね。これは令和の米騒動の影響が大きそうです。
②菓子類も伸びていますね。分類を見れば、ここに「アイスクリーム、シャーベット」が入るのでは?と考えられた方も多いのではないでしょうか??
正解です。アイスクリームは26.7%の伸びを示しています。(販売ベースでは25.2%の伸びとなっています)
物量の伸び7.0%、単価の伸び17.0%により、販売ベースでは25.2%の伸びを実現しています。
つまり、利用場面、TPO(時・場所・場面)の拡大により、食べる頻度が多くなったということでしょうね。
最後に、③飲料です。伸び率の順に、ミネラル・ウォーター類、果実飲料、茶系飲料、スポーツ飲料等となっています。
暑さ対策には、水分補給がいの一番の対策です。
さて、24節気に話を戻しましょう。
処暑(しょしょ)の時期は、暑さが収まる頃。朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じる頃を言います。
夏の暑さの影響で、旬の魚も若干のズレが出始めるかも知れませんね。
この時期から出始める「秋刀魚(さんま)」「秋鮭」。
旬を感じる魚は、何といっても「秋刀魚」ではないでしょうか?
今年はサイズも昨年に比べて大きく、脂乗りも良さそうです。
美味しい秋の旬の味をお楽しみください。