皆さん、こんにちは。
明日は、大雪(だいせつ)となります。山々の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る頃。本格的な寒さがスタートする時期です。
この時期に旬を迎える食べ物。それは、河豚(フグ)です。また、「東の鮟鱇(アンコウ)、西の河豚」とも言われ、余り格好良く見えない魚ですが、共に、この冬が旬の鍋料理の王道の魚です。
当社では、丸の状態の河豚は扱っておらず、この後、美味しくなるアンコウを今回はご紹介します。
海底周辺に棲む魚は、特有のヌメリがあります。鮮度を見るバロメーターは、①ヌメリの透明感、②身肉は透明で淡いピンク色です。
青森県、福島県、茨城県、山口県から山陰地方の周辺が、主な産地です。当社では山陰地方の鮟鱇を仕入れることが多いです。
食べる所は、①身肉(やなぎ)、②皮、③水袋(胃袋)、④肝(肝臓)、⑤ひれ(とも)、⑥卵巣(ぬの)、⑦えらとなります。これをアンコウの7つ道具と言っています。
是非、味噌や醤油で味付けした「あんこう鍋」、元々は漁師の賄い料理の「どぶ汁」でお召し上がりください。唐揚げも美味しいですよね。
あんこう鍋は、赤味噌ではちょっと味が濃いかもしれません。白味噌や合わせ味噌でお召し上がり下さい。