事業案内
水産事業を取り巻く環境は、大きく変化しています。
我々、水産市場の卸、仲卸は市場法や条例等によって、いろんな意味で守られてきました。
例えば、諸規則や認可制度により外部からの影響や参入を防いだり、水産物流通が市場を経由しなければ、小売店や外食店に供給できない仕組みができ上がっていました。
しかし、近年、宅配業者の産直流通等の変化、大手小売業者の産地との直取引、養殖魚の普及による均一化した商品の出現等、市場の大きな使命である評価機能や価格形成機能が段々と形骸化しています。
メーカーでもない、飲食店や量販店でもない中間流通業者である我々仲卸は、果たして存在価値はあるのだろうか?もし、あるとしたら一体、何ができるのだろうか?
また、日本が直面する未曾有の大きな課題、少子化、高齢化、人口の急減等々、どう時代に合わせていけば良いのか?
当社は次のように結論を導きだしました。 今までの仲卸機能は持ち続けて、その分野では更に深く、提案できる力を身につけよう。 単なる価格競争や物流の一端を担うだけの業務ではなく、最終消費者の手元に商品が届くまでの流れの中を提案していく力をつけていこう。
自らプロデュースする力を身につけよう。 魚介類を通じて、「美味しさ、楽しさ、喜び」を表現していこう。そして、お客様に感じていただく為には、自らプロデュースしていこう。 プロデュースする上で、どうしても使いたい食材は、直接、産地まで行って交渉をしよう。 そんな事業を構想し始めました。