お知らせ

皆さん、こんちには。

5月5日の立夏を書き忘れておりました。今回の投稿に加えて書いていきます。

初鰹、真鯵の美味しい時期です。鱚、いさきも美味しいですね。

コロナ前には、「日本人は魚離れが進行している。」とよく言われていました。

この約2年のコロナ禍で、在宅勤務等による生活リズムの変化、流通の変化と価格の変化(高級魚が外食店で売れず、価格が下落)により、1世帯当たりの鮮魚購入量が、8年振りに増えた様です。

そもそも、魚離れの原因は、①共働き夫婦等の働く女性が増え、鮮度が要求される魚介類を平日に購入しにくいこと(コロナ禍の在宅勤務で平日でも魚介類を買いやすくなった)、②魚介類消費量の減少は、価格が肉より上昇してしまった結果、消費が逆転したこと、にあります。

コロナ禍からいよいよ日常が回復し、元の消費の状態に戻るのか、魚食の文化が形を変えて進化していくのか、気になる所です。

そして、既に新しい動きが見え始めています。

スーパー、コンビニで陳列された商品をよく見ると、冷凍技術の進歩により、うまくその技術を活用した商品が並び始めました。

まだ、コンビニでは、都心部だけの販売の様ですが、冷凍のお刺身が販売されている様です。ここまで進歩しました。驚きです。スーパーでは名古屋市内でも既に販売されています。

他には、以前より並んでいましたが、冷凍の切り身、漬け魚、洋風の料理のアクアパッツァ等々、色々な種類の料理をベースとした商品も出始めました。

とにかく、一度、スーパーの鮮魚売場冷凍コーナーを覗いてみて下さい。冷凍食品の棚を眺めてみるとこんなにも・・・と驚きますよ。

最初から冷凍品として売っていれば、生活者にとっても、使い切るとか、賞味期限とか、余り考えずに購入が出来ます。

先程も申しましたが、魚離れの原因は、魚介類の平日購入のしにくさ。これは冷凍を活用することで、解決し始めている様です。

次に、価格(肉に比べての割高感)の問題ですね。今は、一部の魚種に消費が偏っている傾向にありますが、お値打ちな旬の魚介類は非常に多くあります。

数年前に流行った「鯖の水煮缶」。今も健康を考えて食べられている方も多いでしょう。あの価格は非常に驚きでした。

食糧資源としてなくなることのない魚介類。生活スタイルの変化、技術の進歩と共にどう変わっていくか。

恐らく、数年後には新たな波がやって来ているものと思われます。

 

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1水産庁

 

 

 

 

 

 

 

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