みなさん、こんにちは。
9月23日(土)は、秋のお彼岸、秋分の日となります。
昨年よりは秋の味覚「秋刀魚(さんま)」も量が増えてきましたが、以前の様に太った秋刀魚は少ない状況です。そして、量が少ないせいか、やや高いと感じる価格ですね。
月曜日のお昼に昔ながらの大衆食堂で食事をしました。しかし、秋刀魚定食がありません。
鯖(さば)、鯵(あじ)、鮭(さけ)、赤魚(あかうお)はあるんですが、肝心の秋刀魚がないんです。価格が合わないんでしょうか?脂の乗りが悪いからでしょうか?
寂しい限りです。
さて、今日は秋刀魚にまつわる「ことわざ」や「いわれ」を載せてみましょう。
①秋刀魚が出ると按摩が引っ込む(旬の秋刀魚を食べて栄養が行き届き、庶民の健康が良くなり、お陰で按摩の商売は上がったり。)
②落語「目黒の秋刀魚」の落ちの部分 (殿様が、鷹狩から帰る途中で、立ち寄った茶屋で食べた脂が乗った秋刀魚の味が忘れられない。お城では、蒸した秋刀魚を出していた様で、殿様は、それを食べながら一言。やっぱり、秋刀魚は目黒に限る。)
③貧乏秋刀魚に福鰯(愛知県地方では、秋刀魚が豊漁の年は、米が不作になる。鰯が沢山、獲れる年は豊作になると言われます。)
④秋の秋刀魚は孕み(はらみ)女に見せるな(秋の秋刀魚は脂肪が強すぎて、妊娠した女性にはかえって毒になるという意味。)
良い秋刀魚の選び方です。㋐尾の付け根が黄色い秋刀魚は栄養状態が良い。㋑頭が小さく、首が盛り上がった秋刀魚は脂乗りが良い。㋒くちばしは黄色いのが鮮度が良い。
秋刀魚の塩焼きには、大根おろしと柑橘類(レモン、すだち等)を添えます。これには理由があって、魚の焦げ等の発がん性物質を抑える働きが、大根にはあるようです。
また、柑橘類には、豊富なビタミンCが発がん性物質の生成を抑える働きがある様です。絶妙な食べ合わせとなります。
美味しい秋刀魚を、この秋は、是非食べたいですね。