ほぼ、加工場が完成しました。
写真は、一次加工室の1カットです。全体は写っていないのと、まな板は現在、発注中です。何か、締りがない写真と感じるのは、その為です。
トラックから搬入される鮮魚は、ドッグシェルター付きの荷受所から搬入されます。そして、一時、解体工程に入る前のストック場所は、入り口の冷蔵庫及び冷凍庫です。
その為、夏場でも仕入れた材料となる鮮魚の温度が上がることはありません。
写真は一次加工室(解体工程)です。
ここは、鮮魚の解体を主に行なう場所です。二次加工室(成形・冷凍・包装)への渡し口には、パススルータイプの冷蔵庫を使っています。忙しくて工程間に滞留が起こった場合でも、温度管理を徹底しようと考えているからです。
今回、水にもこだわりました。衛生管理を徹底し、安心・安全な鮮魚を、お得意先様に使って頂こうと考えているからです。
微酸性電解水を使用します。各作業台に1つ以上、蛇口を設置しています。通常の水道水の蛇口と併設しています。
(株)微酸研様の機械を設置しました。鮮魚の表面に付着する大腸菌等を排除し、リスク要因を減らすことができます。
鮮魚の身肉に使うことも検討しています。但し、変色や匂いに影響を与える魚種もあるでしょうし、実験を繰り返し、身肉に使って「大丈夫」な魚種を選別していきます。
二次加工室(成形・冷凍・包装)は、それぞれの工程を大きな1つの部屋で、区画分けをし、作業を行っていきます。ここでも、微酸性電解水を併設しています。
ここで使用する冷凍機は、高湿度冷気による立体スライドフリーザーです。超高品質な冷凍製品を作っていきます。
三次加工室(加熱調理)は、次の加工場発展のステップですので、今は「開かずの間」にしました。
厨房機器は入っていませんが、排水、給水、空調・排気、熱源は準備してあります。早い段階で、ここまで一気に進みたいと考えています。
その後、出来上がった製品(生鮮魚の解体加工品、鮮魚の加工冷凍品、鮮魚の調理品(非加熱))は、加工場奥の冷蔵庫、冷凍庫、超低温冷凍庫に保管し、出荷することとなります。
以上が、加工場の概要となります。
今後は、加工場全体の一般衛生管理の徹底からスタートし、HACCPの考え方に準拠し、できれば、早い段階で「愛知県HACCPの認定工場」を目指していきます。