皆さん、こんにちは。
今日は24節気の「冬至(とうじ)」です。
太陽が最も低い位置にあり、1年で最も夜が長く、昼が短い日となっています。
今週から来週の始めまで、冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に大荒れの天気となる予報が出ています。
是非、その地方にお住まいの皆様、備えをしっかりと行われてください。
風雪、大雪、低温に関するリスクということで、国では以下の3つを公表しています。
①停電 寒さ、照明、電源の確保(モバイル・バッテリー)
②水道凍結 むき出し水道管や蛇口を布で覆う。少しずつ水を出し続ける。
③品薄 食料の確保、燃料の確保
停電に合うと電化製品やトイレまで使えなくなることが想定されます。
また、石油ファンヒーターもよく考えると、意外と着火に電源を使っています。停電になると、使えなくなる物が多くなりますね。
湯沸しのケトル・電気湯沸し器等、これも使えなくなる。温かいカップラーメンも食べられなくなりますね。
非常時用のポータブル電源や発電機はあると非常に便利だと思います。
豪雪が予想される地域の皆様、是非、ご無事に難を乗り越えて下さい。祈っております。
さて、冬至に食べると良い物や風習を見てみましょう。
①カボチャ(南瓜)を食べる。
長期保存ができる野菜の代表です。ビタミン等、多くの栄養を含む野菜です。野菜が不足する冬の時期に食べることで、厳しい冬を元気に乗り越えようとする江戸時代の人達の知恵でもあります。
②柚子湯に入る。
お風呂の湯船に柚子を丸ごと入れて湯船に入ります。冬至に柚子湯に入るのは、運を呼び込む前に体を清めるという意味があります。
冬至が旬の柚子は、香りも強く、強い香りには邪気が起こらないという考え方からです。
柚子は実るまでに長い年月が掛かるので、長年の苦労が実ります様に、との願いも込められています。
③冬至の七草
正月の後にお粥としていただく、春の七草(1月7日)は、皆さん、お聞きになった方は多いでしょうが、冬至の七草は余り知られていません。
今年、余り良くないことが多かった方は、是非、食べてみて下さい。
「ん」が2つある野菜なので、「運盛りの野菜」と言われ、冬至を境に運を盛り返す意味で、食べられる様になりました。
南瓜(なんきん・カボチャ)、銀杏(ぎんなん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、うどん(うんどん)の7種類。
全て中に「ん」が2回、入っています。
お昼は、南瓜の天ぷらと温かいうどん、唐辛子を一杯振って・・・。温まりますね。
冬至の七種(ななくさ)汁 農林水産省ホームページに詳しく作り方が載っています。是非、ご覧になられて下さい。