皆さん、こんにちは。
この投稿をよく見てくれている人達から、前回の内容が難しいという厳しい評価を頂きました。凡その数字と日本国の現状を国民として、しっかりと理解して頂ければ、それで十分です。
今回は、他の事例から世の中の動きを見ていきましょう。
2018年は、お菓子の大手メーカーさんにとっては、苦渋の選択をすることが多かった年でした。
懐かしい定番商品の数々が、製造・販売を打ち切りとなりました。
森永チョコフレークです。コマーシャルでもよく聞いたフレーズです。「もりなが、チョッコフレーク」
明治カールです。「あ~あ、お山の・・・・」と歌とマンガのコマーシャルで有名だったお菓子。
今度は、江崎グリコのガム「キスミント」です。
去年以前にも随分と販売中止を決めた商品がありました。
明治「ピックアップ」、明治「ポルテ」、うまい棒「ピザ味」、まだあります。ソフトクリーム型駄菓子「とんがり菓子」が製造業者の廃業と同時に消滅。
明治「ポポロン」「カルミン」「サイコロキャラメル」(北海道限定販売)、なくなっています。
グリコ「コメッコ」も随分前になくなっていますね。
このお菓子の業界は、高度経済成長前の子供達の多い時代から高度経済成長に支えられ、右肩上がりで伸びてきました。大量生産、大量消費の時代を象徴する商品です。
消費人口が多いですから、コマーシャルをバンバン打って、大量消費につなげる広告宣伝のマーケッティング戦略が功を奏しました。
今の時代の様に、「健康に・・・・」という様な事もなく、小さい子供達は当たり前の様に「虫歯」でした。
今では、どんどん子供の数が減り、若者の数も減り、流通経路も変わり、消費者の健康への意識も変わりました。
便利な時代の象徴、コンビニエンスストア。小さい店の中に、何千もの商品を陳列し、販売を行っています。
コンビニとお菓子は密接な関係にあります。
実は、コンビニの凄いのは、巨大な店舗数を背景に、プライベート・ブランド商品(以下、PB商品)を作って、業績を支えていることです。
最初は、徐々に入れ替えていきました。今やコンビニのお菓子の半分以上の商品がPB商品となっています。
巨大なバイイング・パワーに支えられて、という訳です。
食べ物は、中々、独自な物は作り出しにくい特性があります。製造上の工夫等を加えない限り、人気が出たら、PB商品や類似品を作られてしまいやすい。そんな危険をいつも孕んでいます。
次は、恐らく、冷凍食品、惣菜食品、やや空いてから飲物に入り始めることでしょう。一部、簡単な飲料はPB商品となっています。お茶がそうですね。
キリンビールもPB商品を作ることに同意(OEM生産)していますので、更に加速化していくことでしょう。
私自身も、毎日、何らかの物を買っています。タバコであったり、新聞であったり、コーヒーであったり等々。便利さを感じさせて頂いています。
但し、コンビニエンスストアの嫌いな面が一つあります。余りにもゴミを多く出している。時代に逆行している。この辺りへの配慮もして欲しいと思います。
さて、少子化現象からのお菓子業界の変化、流通経路の進化、色々と気が付かない内に、随分変わってきていますね。
他には、ブライダル業界なんかはどうなんだろう?と思います。一時は、雑誌が多数出たり、色んな結婚式場のタイプが出きたり、ありましたが、今はどうなっているんだろう?
機会があれば、載せてみたいと思います。