皆さん、こんにちは。寒露は10/8前後です。霜降は10/23前後です。
この時期に美味しい魚は??
秋鮭ですか。別名、白鮭、秋味、時鮭・・。秋味は缶ビールにも使われていますね。
今日は、いつも小売店頭に並んでいる「真鯖(まさば)」です。実は、これから旬を迎えます。
春から夏にかけては、関西以西の胡麻鯖(ごまさば)が旬を迎えます。秋から冬にかけてのこれからの季節は、真鯖がシーズンを迎えます。
今日の夕飯の献立は、「真鯖の味噌煮」はいかがでしょうか?
この料理のポイントは、①臭み取りの熱湯を最初に切り身に掛ける。②味噌を味付け用と仕上げ用の2回で投入する。③臭み取りの薬味に、長ネギと生姜を使う。④日本酒を煮付ける前に切り身に掛ける。⑤皮の表面に×の切れ目を入れ、味が浸みやすくする。⑥火を通してから、一度冷まして再度、火を入れることで、身に味が浸みる。
この6点です。
真鯖は、青魚の特有の匂いがあります。これが、「サバ嫌い・魚嫌い」の原因となります。
熱湯を掛けて、表面の血の成分を洗う。そして、少し切り身を掃除する。血の付いた所を取ってしまう。次に、日本酒を振りかける。これで随分と変わるはずです。薬味の長ネギと生姜。
小売店で、パックの切り身を買い、ちょっと水で洗って、鍋に入れて調味料を入れて、煮て出来上がり。これだけは止めて下さい。まず、出来上がりは、生臭くなります。
今載せましたポイント6つに気を付けながら、是非、脂の乗った「真鯖の味噌煮」をお楽しみ下さい。
続いて、市場の中で良く太った天然鰤(ぶり)を見付けました。ブリも天然、養殖とあります。天然の鰤は、冬から初春まで美味しい時期が続きます。写真は北海道の天然鰤です。もう既に丸々太っています。
産地も沢山あります。1年中、鰤の系統は市場に出ています。しかし、それぞれ時期を変えながら、その土地土地の旬が始まります。そして、秋から春先に掛けて、多くの魚が旬を迎えます。
是非、美味しい旬の魚を召し上がって下さい。