毎日、寒い日が続きます。忙しい時間が過ぎ、やや落ち着いた売場の風景です。
来週から相当忙しくなりそうです。日本海側の寒さも落ち着きました。月の状態も良し。全国的に漁場に良い魚が集まる時期になりました。
この時期の魚はとにかく旨い。専門店さん、小売店さん、飲食店さんで是非、美味しい魚を買い、家庭やお店で堪能して下さい。
鍋、刺身、揚げ物、焼き物、蒸し物、煮物・・・。
やはり、冬は鍋ですね。この時期だとタラ、タラバ蟹、ズワイ蟹、アンコウ、フグ等々。しゃぶしゃぶなら、ブリ。さっぱり、食べられてお奨めです。
揚げ物なら、カキフライがお奨め。食堂で昼ご飯にカキフライを何日も食べました。
北部市場の１階セリ場前の食堂で、お値打ちに食べれますよ。
人によっては、マサバの旨い時期に１週間食べ続けた人もいます。
さて、話は変わり、マイナーな品種の蟹ですが、この時期が食べ頃の一品。蒸し物になります。
もくず蟹です。独特の味がする蟹です。例えて言うならば、「日本の上海蟹」です。川や河口で取れます。
籠の中に、秋刀魚等の切り身や貝を餌に放り込んで、一晩経てば、何匹も入っています。お千代保稲荷の門前商店街で安くよく売っています。
中々、数量が少なく、好き嫌いもある蟹なので、中央市場に入って来ることは少ない蟹です。
地域で消費されてしまう幻の一品です。但し、楽しむのは味噌の部分です。身は余りない蟹です。サイズ的には毛蟹の小型バージョンというイメージかな。
冬場は、全般的に魚に脂が乗り、旨くなる時期です。是非、冬場でないと味わえない料理をご堪能下さい。
古くから日本の四季を感じる・味わう食材は、魚介類と野菜が主体となっています。
是非、冬の味わいをお楽しみください。