皆さん、こんにちは。
1月20日(土)は24節気の大寒となります。1月6日(土)は小寒にあたりました。
冷え込みが激しくなり、寒さが最も厳しい頃を指します。ここを乗り切れば、春近しです。
石川県の被災者の皆様、避難生活は大変でしょうが、ご健康に気を付けられ下さい。一日も早い復興を祈っております。
さて、大寒に行う4つの行事ということで、ご紹介いたします。
1.寒中見舞い
大寒とその前にあたる小寒の時期に出す、季節の挨拶状です。小寒と大寒を合わせた期間が「寒中」とされています。
2.寒垢離(かんごり)
小寒と大寒の約30日間に心身を清めて修行することを指します。寒垢離の風習から、寒い時期に始めた習い事は、上達するという考えが生まれ、「寒稽古」「寒修行」が行われる様になりました。寒ければ、寒い程、良いとされます。
3.寒仕込み
小寒と大寒に汲む水は、「寒の水」と呼ばれ、味噌、日本酒等の発酵食品が味わい深くなるといわれています。気温が低く、水に含まれる雑菌や不純物が少ないこと、発酵がゆっくり進み、味に深みが出ることが理由と考えられます。
4.節分
大寒の最終日、立春の前日である「節分」(雑節)は、冬と春の丁度、間に当たります。
昔は、「季節の変わり目には鬼が出る」と言い伝えがありました。その為、豆をまいたり、柊に鰯の頭を刺して、玄関に飾ったりして、邪を払った風習が受け継がれています。
<大寒に食べる縁起の良い食べ物>
大寒たまご、寒餅、甘酒、恵方巻き等です。
<大寒に旬を迎える食べ物>
魚介類では、鰤(ぶり)、鯖(さば)、鰆(さわら)、蜆(しじみ)、赤貝でしょうか。
青果では、水菜、春菊、ごぼう、金柑、ぽんかん。
魚介類は、冬を乗り越えようと、身に脂肪を貯め込みます。脂が乗り、濃厚な味わいとなります。
野菜は冬に寒さで凍結しない様に、糖分を貯えます。糖度が高い、甘い野菜となります。
1年の中では、途中となりますが、24節気の中では、最後にあたるのが「大寒」となります。1年の中で最も冷え込む季節であり、寒〇〇を食べて、縁起を担いでいました。
① 鰤を使った料理 照り焼き、鰤大根、鰤しゃぶ
② 鯖を使った料理 鯖の味噌煮、鯖の竜田揚げ、焼き鯖、〆鯖、鯖寿司
③ 鰆を使った料理 鰆の西京焼き、鰆の照焼き、鰆の煮付け、鰆の竜田揚げ
④ 蜆を使った料理 シンプルに味噌汁(砂出しをしてから、冷凍を掛けた蜆を使うと、更に栄養価が高い)
⑤ 野菜を使った料理 寒い時期、味噌等の発酵食品と一緒に摂取すると良いですね。味噌汁等の鍋料理は合いますね。
是非、体が温まる様な美味しいお食事を工夫して下さい。
真鯖(500g、鳥取県)
真鯖(900g、韓国)
きりたんぽ鍋