お知らせ

皆さん、こんにちは。

今週は色んなニュースがありました。

中居正広さんの女性トラブルから派生したフジTVのコンプライアンス問題、長野県の通り魔殺人事件、イチローさんの米国野球殿堂入り、韓国尹大統領の逮捕等々、ありました。

そんな中、1月24日通常国会が召集され、衆参両院の本会議で石破総理大臣の施政方針演説が行われました。

この演説は、1年間の内閣全体の基本方針を示すものです。

次の様な構成で演説されました。

1.国づくりの基本軸

2.地方創生2.0

3.経済・財政・社会保障

4.防災・治安

5.外交・安全保障

6.政治改革

7.憲法改正等

8.結語

国づくりの基本軸の中では、戦後80年の節目にあたる年に当たり、国家をどの方向に導くか、随分と熟慮を重ねたであろうと思われる内容でした。

「サステナブル(持続可能性)」と「インディペンダント(自立性)」。この2つのキーワードが用いられました。

我が国の生産年齢人口について、今後20年間で1,500万人減少することが演説の冒頭にありました。今現在の2割に相当します。例えて言えば、東京都に相当する人口がポッカリとなくなるのと同じ内容を意味します。

人口減少という中長期的な大きな課題を前提とした施政方針演説でした。

今回の目玉は、令和の日本列島改造論である「第二部 地方創生2.0」にあります。

過去にも、東京への一極集中を回避すべく、数々の施策が実行されてきました。しかし、箱物行政の枠から脱しきれず、「税金の無駄遣い(バラマキ)」と揶揄され続けてきました。

是非、そうならない様に過去の失敗事例の検証・研究を行って、素晴らしい施策にして欲しいと考願っています。

令和の日本列島改造、若者や女性にも選ばれる地方、産官学の地方移転と創生、地方イノベーション創生構想、新時代のインフラ整備、広域リージョナル連携が主な内容となっています。

今、日本の人口は、1億2,600万人です。

東京都1,400万人、神奈川県923万人、大阪府880万人、愛知県750万人、埼玉県730万人。これが人口の多い上位の5都道府県です。

さて、人口の少ない下位の5都道府県は、次の通りです。

鳥取県55万人、島根県67万人、高知県69万人、徳島県72万人、福井県76万人。

意外と人口の少ないエリアには、漁業の産地が多いんです。地方創生2.0の第三の柱「地方イノベーション創生構想」の中にも発表されていますね。

「世界有数の潜在力を持つ農林水産業・食品産業を徹底的な高付加価値化により、基幹産業として確立します。」

他には、「水産資源管理を行い、スマート化や海業の全国展開を進めます。」と宣言されました。

人口が少ないとしても、若い人達が産業に魅力を感じ、集まって来る取組みを行なえば、地域は発展し始めます。集まらないのは、産業に魅力をプラスできない(所得が高くない)からです。

業務に付加価値を付ける=収入が多くなる様にする。これはどの産業にあっても大切なことです。

6つの大きなテーマの中には、発表が難しいもの、実際には?と思われるもの、極秘に進めるものがあるかも知れません。

世の中では、効率を重視すれば、1点に集中させた方が良いのが一般的です。地方創生2.0はある意味、分散を伴うものです。

その為、新時代のインフラ整備が必要となってくる・・・という訳です。

その他、構成の6項目には、後送りにできるものはありません。相撲ではありませんが、「待ったなし」の状態です。

昨年は、多くの国で選挙が行われ、リーダーが交代した国が多かったと記憶しています。

得手・不得手は誰にもあると思いますが、石破総理には日本のリーダーとして胸を張って、主張すべき所は主張し、協調すべき所は協調しながら、国家が主導する「強い日本」、企業が主導する「豊かな日本」、加えて一人一人が主導する「楽しい日本」、そして「世界平和」を目指して頑張って頂きたいと願っています。

 

 

 

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