皆さん、こんにちは。
1日(火)は雑節の「半夏生」となります。
農作業を行う上で、重要な意味を持つ半夏生は、田植えを終える目安とされてきました。
梅雨の末期で半夏(からすびしゃく)という毒草が生える多湿で天候不順な頃とされます。農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な時でもこの後は田植えをしないという風習がありました。
蒸し暑くなり始めるこの時期は、天から毒気が降るとか、地面に陰毒を含んで毒草が生えるなどと言われていたそうです。
暑さと湿気で、物が傷みやすくなり、食あたりをする人が多かったのでしょう。
主に関西で、この日に蛸(たこ)を食べる習慣があります。田に植えた苗が蛸の足の様に、しっかりと根付く様に・・・という願いも込められていた様です。
また、蛸には、アミノ酸の一種であるタウリンを多く含み、肝機能の向上や疲労回復に効果が期待できます。疲れた体に丁度良いですね。
酒やビールのおつまみ、ご飯のおかず、炊き込みご飯の具材、タコ焼き等々、色んな食べ方があります。
この週末から、魚売場ではお値打ちに販売されていますよ。是非、ご賞味ください。
これが半夏(からすびしゃく)です。毒草ですので触らない様に。