おはようございます。明日7月2日は、雑節でいうところの半夏生(はんげしょう)です。
半夏という薬草が生える頃を指します。この頃に降る雨を半夏雨と言い、大雨になることが多いとされています。
そして、農家にとっては大切な節目で、畑仕事を終える、水稲の田植えを終える目安。この日から5日間は休みを取ったようです。
この半夏生に蛸(タコ)を食べる習慣は、主に関西地方です。農家が田植えを終え、豊作を祈り、神様に食べ物(タコ)を捧げたことから始まります。
何でタコなんだ?となります。①8本足で蒔いた種がしっかりと根を張る、②タコには沢山の吸盤があり、植えた種が沢山実る。こんなところでしょうか。
また、タコには疲労回復に効果がある「タウリン」が多く含まれます。タコを食べて元気になる・・こんな感じでしょうか。
古くから日本には、1年を24節気、雑節等でくくり、風土や仕事や生活に密着した郷土料理があります。そして、食べ物(魚や野菜)でその時期の旬を知り、日々を楽しむ食文化があります。
この半夏生の時期に食べる物、他には、香川県ではソウルフードの「うどん」、福井県では「鯖(サバ)」、奈良県や大阪府では、「きな粉餅」があります。
さて、タコを使った料理、こんな料理はいかがでしょうか?
① タコの炊き込みご飯
② タコ焼き
③ タコときゅうりの酢和え キムチ添え