お知らせ

皆さん、こんにちは。

今週は、大手外食チェーン、大手ファスト・フードで食中毒が発生しました。食中毒に関しては、生ものを扱う企業にとって、特に、気を付けなければならない事態です。

我が事の様に、この投稿の中で取り上げていきます。

HACCP(ハサップ)という言葉をお聞きになった方も随分いらっしゃることと思います。何年後かには、全ての食品業者・外食業者は取り入れないといけない仕組みです。つまり、義務となります。当社も例外ではありません。

今回、この仕組みが有効に機能していたか、HACCPの限界に関する事例でした。

集中処理センター(工場)に入庫する際に、問題がある場合、目視等で異常を検出できなければ、この様な結果を招きかねない事態となります。

HACCPシステム自体が、リスクが潜む工程等を重点管理する仕組みなので、材料を仕入段階で異常発見し、ブロック出来なければ、今回の様に未然に防ぐ手立てはなくなります。重要管理点でない場合、更に、抜けが出やすくなります。

例え、工場内の重点管理でしっかりと管理できたとしても、自社が直接管理していない部分(前工程)で、異常があり、尚且つそのまま、流れた場合は、社内にいくつかのブロックする関所がなければ、最終まで流れ、お客様の口に・・・といった事態も起こり得ます。

①仕入れる際の異常の発見・・・これは良い事例、悪い事例の蓄積による目利きに他なりません。他には簡易検査計を持つしかなくなります。最終的には、信頼できる業者以外からは仕入れてはいけないということです。

②工場内で起こらない様に・・・手洗い、健康検査、温度管理等の7S(整理、整頓、清潔、清掃、躾、洗浄、殺菌)、一般衛生管理をを徹底する。

③出荷時の扱い・・・上記の徹底と流通途上での管理、その後の最終販売者でも同じように、上記の管理を行い、最終消費者の元へ。

但し、その各段階(前、後も含め)のどこかに、何らかのミスがあれば・・・となります。

各段階を担当する企業が責任を持って、自らの責務を果たしていく。これしか、道はありません。

 

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